どの世界にも強いもの弱いものと優劣がありますがFXトレードの世界にもあります。
チャートには時間足というものがあり1分足〜月足まであります。
1分足というのはローソク足が1本1分でできています。
1時間足であればローソク足が1本1時間でできています。
月足であれば1本1ヶ月でできています。
月足の中に週足があり、週足の中に1時間足があり、1時間足の中に1分足があります。
このことから期間が長いものの方が強いとされています。
では強いというのはどういうことなのでしょうか。

上記は4時間足の上昇トレンドです。
右半分は明らかな上昇トレンドです。
上昇トレンドですが黄色の四角の部分を5分足で見てみると

上記は5分足です。
4時間足の黄色四角の一部分ですが下降トレンドになっています。
4時間足の中の5分足ですので4時間足が上昇していると
5分足も上昇しやすいです。
ですが画像では5分足では下降トレンドです。
この場合はどうなるかというと上昇トレンドに変わりやすいです。
下降トレンドはすぐ終わり上昇トレンドになる可能性が高いです。
このことから強いというのは上位時間足の方に下位時間足は
飲み込まれやすいということです。
上位時間足の流れに逆らわない様にしましょう。
上位時間足の水平ライン
水平ラインを引いた際も上位時間足の水平ラインは強いです。
逆に下位時間足での水平ラインは上位時間足ではあまり意味がありません。
下位時間足の高値安値は上時間足には見えないからです。
なので上位時間足の水平ラインを重要視し、トレードの際には
意識しましょう。
マルチタイムフレーム分析
マルチタイムフレーム分析というのは複数の時間足で
チャート分析をすることです。
これはすごく大事なことです。チャート分析の際には必ず行います。
上位時間足の方は強いということがわかりましたので
上位時間足から分析していきます。
(私が勉強していた際は、日足からマルチタイムフレーム分析を行っている事が
ほとんどでしたが、今までトレードをしてきてデイトレードにおいて、
日足は時間軸が長すぎるかなと思います。見るものが多くなると迷う原因にもなりますので、
全く見ないということではありませんがあまり気にしなくてもいいかと思います。)
デイトレードの場合
4時間足→1時間足と分析します。
ここで確認することは「トレンドは出ているのか」です。
まず4時間足のチャートをみてトレンドが出ているのか出ていないのか、
高値安値が切り上がっているのか下がっているのか確認します。
1時間足でも同じことをします。
これで各時間足の相場状況がわかりました。
これをどうトレードに生かすかということが重要です。
例①
4時間足→上昇トレンド、1時間足→上昇トレンド
この様な相場状況の場合は買いが優勢で非常に勝ちやすいと思います。
売りの選択肢はありません。買い一択です。
ただこの様な状況はなかなかありません。
例②
4時間足→上昇トレンド、1時間足→レンジ
上位時間足の方が強いので4時間足が上昇トレンドであれば
1時間足がレンジであっても上昇に変わる可能性が高いと思われるので
買うポイントを探しそのポイントが来るまで待ちます。
例③
4時間足→レンジ、1時間足→上昇トレンド
上位時間足の方向感がなければ下位時間足にトレンドが出ていても
そのトレンドは続かない可能性が高いのでトレードは控えます。
ただ何もしないというわけではなく4時間足のトレンドが出るのは
何処でどうなった時だろうかと分析し、その時まで待ちます。
大事なこと
・上位時間足の方が強い
・上位時間足の流れに逆らってはいけない
・上位時間足の中に下位時間足は含まれる
・水平ラインも上位時間足のラインが強く重要
以上です。
当然ながら分析方法は人それぞれです。ですが目的は皆同じ、勝つためです。
勝率を高めるために分析をし、勝ちやすいポイントを見つけます。
ここ意識して欲しいことは客観的に相場を見るということです。
自分の考え、思惑、希望などなど入れてはいけません。
チャートを見て現在どうなっているのかを見て事実だけを受け入れ、
トレードに活かしましょう。
コメントを残す