エントリータイミング、押し目買い、戻り売り

エントリータイミングは難しいですよね。相場の流れがわかっていても、タイミングが悪ければ利益を出すことは難しいでしょう。

最終的には「エイヤ!」と勢いでエントリーすることも大事だと思っています。

これは投げやりということではなく、しっかりと分析した上で勝率が高いポイントであることを確認し、リスク管理をした上での「エイヤ」です。

エントリーは明確なルール化が難しいです。タイミングに関しては不確実性が高く、その時の状況によってやり方が変わっていくのでルールに縛られているとチャンスを逃すことになりますので、柔軟に臨機応変にやっていく事が大事です。

 

押し目買い、戻り売りとは?

押し目買いとは値動きが上昇している時に少し下げて再上昇する時に買うことを言います。戻り売りはその逆です。

青の四角の部分が押し目買いの部分です。

ピンクの水平ラインを上抜けて上昇していきました。そして少し下げて再上昇した部分が青の四角の青の陽線です。

 

「押し目待ちに押し目なし」

押し目買い、戻り売りは必ずあるものではありません。
相場の勢いが強ければ戻ってこない場合もあります。

また高値安値を抜けてブレイクしたけれど戻りが強く
そのまま逆方向に行く場合もあります。

この様に押し目、戻りは必ずあるものではないということを念頭に置いておきましょう。

 

押し目買い、戻り売りの2パターン

実際のチャートで押し目買いと戻り売りを見てみましょう。

 

①移動平均線からの反発
②水平ラインからの反発

 

①移動平均線からの反発

 

値動きが上昇して、その後少し落ちてきます。そして移動平均線にぶつかってまた上昇するパターンです。下降の場合は逆です。

②水平ラインからの反発

レジスタンスラインを上抜けて、その後レジスタンスラインまで下落しサポートラインに変わって反発し再度上昇します。

 

押し目買い、戻り売りは基本的にこの2パターンのみを狙ってトレードします。

ただ値動きは移動平均線や水平ラインでピッタリとの反発するわけではありません。少し届かなかったり、行き過ぎてしまったりがあるので注意が必要です。状況に応じて柔軟に対応したいですね。

 

押し目買い、戻り売りを狙うポイント

 

 

①レンジブレイク
②強い抵抗隊をブレイク
③トレンド転換

 

①レンジブレイク

レンジをブレイクした後に値動きが戻ってきて再度ブレイクした方向に動き出したら、エントリーします。レンジブレイクはわかりやすく再現性も高く、有効な手法です。レンジを見つけたらチャンスだと思い、ブレイクを狙いましょう。

 

②強い抵抗隊をブレイク

目立つ高値の水平ラインですが、このラインも注目度が高く強い抵抗線として機能しています。その証拠に水平ライン上抜ける前に、水平ラインで止められている事がわかります。

強いライン→注目度が高い→多くの人が意識する→大きく動く可能性があるという事なのでここもチャンスです。

 

③トレンド転換

水平ラインを上抜けて、下降トレンド終了し再上昇すれば上昇トレンドになり、トレンド転換です。

この場面はダマシである場合も多くて勝率は低いですが、勝てると利幅は大きいです。しっかりとリスク管理をして攻めていきたい部分です。

 

トレンドが出てからでは遅い

理想のエントリータイミングは2波です。2波を画像でみましょう。

2波とは②の押し目買いのポイントですね。ここは値動きが伸びやすく、勝率も高いポイントです。

④も押し目買いのポイントなんですが、画像では④から上昇していますが、普段トレードやっていて、勝率も低く、値幅も狭く、いいポイントではなく少し遅いかなと思います。

押し目買いや戻り売りは第2波が狙い目です。

 

ダマシに注意

ダマシとは画像の緑丸の部分です。水平ラインを下抜けて下方向に行くかと思わせて、水平ラインを上抜いて再度上昇します。このように思った方向と逆に動きます。

ダマシは防ぎようがないので仕方ありません。しっかりとリスク管理して対応しましょう。

 

上がり始めたことを確認

例えば押し目買いのエントリーの時に、陰線から楊線に変わったところで上昇とみなしエントリーするのは少し早いかなと思います。

大事なのは上昇したことを確認する事です。そのためには長い陽線、もしくは陽線が何本も続いたところでエントリーします。もう1つ、下ヒゲが伸びた陽線も上昇の可能性が大きいのでエントリーしていいです。

 

値幅はあるか?

エントリーしても進行方向に水平ラインがあるとそこで値動きが止められる可能性が高いです。エントリー前に確認しましょう。

どのくらいの値幅があればいいのかは、損切幅を確認して決めます。損失と利益の割合は1:2から1:3くらいがいいですね。デイトレードでそれ以上だと勝率が下がります。最低でも1:1の割合は確保できるトレードをしましょう。

損切ラインが遠すぎる、つまり値動きが進み過ぎた場合は要注意です。最低でも損切幅と同じ利幅を狙いたいので大きすぎる損切幅のトレードは難しくなります。

デイトレードだと狙う利幅は20pips〜30pipsくらいですかね。

詳しくは→ 資金管理 損益比率 FX

 

完璧を求めない

エントリーして良かったのかどうかはトレードが終わってみないとわかりません。完璧を求めすぎるとエントリーに出遅れてしまう事が多々あります。かといって早過ぎてもダメですが、相場の方向が合っていれば出遅れよりは、いいかもしれません。

相場に絶対はなくてどう動くかは誰もわかりませんので、柔軟に対応していく事が大事ですが、自分に都合のいいような解釈にならないように気をつけましょう。

これをいうと元も子もないかもしれませんが、最終的には勢いで飛び込んでみる必要もあるかと思います。当然キチンと分析してリスック管理を行った上でですよ。

 

 

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