本記事は下記のAGA治療薬について重要な部分だけ簡単に解説しています。
① プロペシア
② フィナステリド
③ ザガーロ
④ デュタステリド
⑤ ミノキシジル外用薬
⑥ ミノキシジル内服薬
⑦ HARG治療
⑧ メソセラピー

ちなみに僕はデュタステリド、ミノキシジル内服薬を服用中でAGAヘアクリニック秋葉原医院に通っています。
フィナステリド・プロペシア
『フィナステリド』と『プロペシア』は同じものです。
どちらもフィナステリドが主成分で添加物に多少の違いはありますが、基本的な薬理作用は同じです。
フィナステリドとはAGAに有効な成分のことです。
フィナステリドの効果
抜け毛を抑制する治療薬で抜け毛の抑制率は6割ほどです。
ヘアサイクルを正常な状態へ戻し、今まで抜けていた髪の毛が抜けなくなり、毛が太く長く成長するので薄毛が改善します。
効果が出始めるのは早くて3ヶ月、一般的には6ヶ月です。
多少の発毛効果はありますが、十分な発毛は難しいとされています。
あくまで抜け毛を抑制する治療薬です。
フィナステリドの副作用
基本的に安全性の高いAGA治療薬です。
発症する可能性がある副作用は、下記が挙げられます。
・抑うつ
・肝機能障害
プロペシアの臨床試験、市販後調査の結果で確認された副作用の主な症状は
・リビドー減退
・勃起機能不全
・肝機能障害
上記の結果の副作用の発症率は5%以下でした。
フィナステリドは10年以上の間多くのAGA患者が服用しても、大きな副作用がみられないという臨床結果があり安全性は高いです。
その証拠に日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」において「行うよう強く勧める」と最高の推奨度で評価されています。
フィナステリドの注意点
・女性(妊婦、授乳婦)は服用、接触禁止
・肝臓に障害がある人は服用禁止
・服用をやめると効果はなくなりAGA再発
・献血禁止
・効果が出るまで最低6ヶ月は服用
・初期脱毛
フィナステリドについて詳しく⬇︎

デュタステリド・ザガーロ
『デュタステリド』と『ザガーロ』は同じものです。
どちらもデュタステリドが主成分で添加物に多少の違いはありますが、基本的な薬理作用は同じです。
デュタステリドとはAGAに有効な成分のことです。
デュタステリドの効果
抜け毛を抑制する治療薬で抑制率は8割ほどです。
ヘアサイクルを正常な状態へ戻し、今まで抜けていた髪の毛が抜けなくなり、毛が太く長く成長するので薄毛が改善します。
効果が出始めるのは早くて3ヶ月、一般的には6ヶ月です。

デュタステリドだけで十分な発毛は難しいと言われていましたが、僕は1年間服用して十分な効果を感じました。下の写真は僕の治療結果です。詳しくはこちら
基本的な効果はフィナステリドと同じですが、デュタステリドの方が治療効果は高いです。
『5αリダクターゼⅡ型』に対するデュタステリドの効果(毛髪数、毛髪の太さ、硬毛数)はフィナステリドの3倍で、1.6倍の増毛効果があるとされています。国際共同試験(グラクソ・スミスクラ イン「製品情報概要」)から引用
※5αリダクターゼⅡ型とは薄毛の原因の1つ
ちなみに薬の価格もフィナステリドより少し高いです。価格については →【通院中】AGAヘアクリニックでの治療費を完全解説
フィナステリドで治らない薄毛が治る可能性あり
フィナステリドで治療効果がでなかった人は、デュタステリドだと治る可能性があります。
何故か?を簡単にいうと
・フィナステリドはAGAの原因の1つに有効
・デュタステリドはAGAの原因の2つに有効
だからです。
AGAの原因は人によって違い、効果にも個人差がありますが可能性はあります。
デュタステリドの副作用
副作用発現率はフィナステリドよりも高いですが、臨床試験結果において危険性は低いとされています。
発症する副作用は下記です。
・性機能障害
・肝機能障害
デュタステリドの国際共同試験、日本国内の長期投与試験で確認された副作用の主な症状は
・勃起不全
・リビドー減退
・精液量減少
・射精障害
その他、重大な副作用として肝機能障害、黄疸が確認されています。
上記の結果から副作用の発症率は17%以下でした。
デュタステリドは日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」において「行うよう強く勧める」と最高の推奨度で評価されています。

ちなみに僕はデュタステリドを3年以上服用していますが、副作用はありませんでした。
デュタステリドの注意点
・女性(妊婦、授乳婦)は服用、接触禁止
・肝臓に障害がある人は服用禁止
・服用をやめると効果はなくなりAGA再発
・献血禁止
・効果が出るまで最低6ヶ月は服用
・初期脱毛
デュタステリドについて詳しく⬇︎

ミノキシジル外用薬と内服薬
ミノキシジルの外用薬と内服薬の効果は同じですが、内服薬の方が発毛効果は高いです。
ただし内服薬は注意が必要になります。
外用薬は日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017版」において推奨度が高い治療法です。
内服薬は国内において臨床試験が行われていないため、AGA治療薬としては推奨されていません。じゃあ危険なの?となりますが、医師の指示の下で使用すれば有用な治療薬です。
ミノキシジルの効果
外用薬と内服薬は発毛効果があります。
ただし抜け毛を抑制することはできません。
なのでミノキシジルを服用するときは、必ず抜け毛を抑制する治療薬と併用します。
そうしないと髪は生えるけど抜けていく状態で、意味がありません。
現在のAGA治療ではフィナステリドやデュタステリドで抜け毛を抑制した上で、ミノキシジルで発毛を促すのが標準的な治療方針です。
効果が出始めるのは早くて3ヶ月、一般的には6ヶ月です。
ミノキシジルの副作用
外用薬と内服薬の副作用は違います。
外用薬 → 頭皮トラブル
内服薬 → 動悸やめまいなど
長期投与の場合でも重篤な副作用は稀ですが、下記の副作用が報告されています。
・皮膚炎
・動機息切
・頭痛めまい
・むくみ
・多毛症
・肝機能障害
・心疾患
厚生労働省のデータではミノキシジル5%含有外用薬の副作用発現率は8.8%以下でした。

僕は内服薬を服用し「多毛症」を発症しました。その時の様子はこちら
ミノキシジルの注意点
・飲み合わせの悪い薬があるため医師に要確認
・ミノキシジル内服薬は日本では未承認の為、必ず医師の指示のもと服用
・服用をやめると効果はなくなりAGA再発
・効果が出るまで最低6ヶ月は服用
デュタステリドについて詳しく⬇︎

メソセラピーとHARG治療
『メソセラピー』と『HARG治療』は発毛効果のある薬液を、頭皮に針を刺して注入するAGA治療法の一つです。
毛髪の一時的な再生ではなく、本来の能力を取り戻す『毛髪再生医療』と称されています。
これらの治療は日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017版」において「行わない方がよい」とされています。
ただし「効果がない」「副作用が強い」などの理由ではなく、研究や調査が十分ではないためです。
メソセラピー』と『HARG治療』の違い
2つの違いは注入する薬液です。
メソセラピー・・・クリニックが薬液を独自にブレンドするので、薬液がクリニックによって違う
HARG療法・・・日本医療毛髪再生研究会によって配合成分が決められた薬液なので、どのクリニックでも同じ
HARG療法は日本医療毛髪再生研究会に所属するクリニックでのみ受けられる治療です。
日本医療毛髪再生研究会とは毛髪の再生について研究していて、170施設が会員になっています。
注入薬のメリット、デメリット
メリット
・効果が早く出る
・生えにくい部分を治療できる
・副作用が出にくい
デメリット
・治療は痛い
・治療費が高額
注入薬の副作用
注入薬での副作用は極まれで、主な副作用は皮膚トラブルです。
・痒み赤み
・腫れ
・発疹
治療は頭皮に針を刺すので、血が出ることがあります。
なので治療当日は洗髪はできず、パーマやブリーチも1週間はできません。
まとめ
以上、AGA治療薬についてまとめました。
本記事で解説したものを分類すると、
抜け毛を抑制する薬
・プロペシア
・フィナステリド
・ザガーロ
・デュタステリド
発毛を促す薬
・ミノキシジル外用薬
・ミノキシジル内服薬
毛髪再生
・HARG治療
・メソセラピー
副作用については個人差があるので、使ってみてどうなるか・・・という感じですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
AGA治療薬のことを調べているということは、治療を考えていることだと思います。
僕は治療をしてよかったと思うので、今すぐAGA治療を強くお勧めします。
治療の経過を記事にしていますので参考になれば嬉しいです。

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