この記事では以下の2つについて解説しています。
・損切りを正しく行うことで、大損を防ぎ長くトレードを続ける事ができる
・損切りができない人のために
損切りは損失が今以上に大きくなる前に、許容できる損失額で決済します。そうすることで資金を守り、次のトレードへ繋ぎます。
許容できる損失額というのがポイントで、きちんとルールを作ります。そして実行するだけなので難しくありません。
損切りのルール3つ
具体的に説明します。「損切り」はネガティブなイメージですが、トレーダーを守るものなのでポジティブに捉えましょう。
①損切りするのはエントリーの根拠が崩れた時
例えば、相場が上昇トレンドでレジスタンスラインを上抜けて一度戻し、そこから反発を確認して買いエントリーしたとします。
この場合の買いエントリーの根拠は上昇トレンドとレジスタンスラインからの反発です。
逆に根拠が崩れた時というのは、レジスタンスラインを下抜けた時です。その場合は上昇トレンドが終わりレジスタンスラインも機能していないことになるので、その時点で根拠が崩れたことになります。
エントリーの根拠はそれぞれのトレード手法によって違うので、再度確認し自分でルールを作るらないとダメですね。
②損切り注文は必ず入れる
エントリーしたあとはすぐに損切り注文を入れないといけません。エントリーしたということは、根拠があって損切りポイントもあるはずなので、必ず逆指値を入れます。
エントリーと損切り注文はセットです。エントリーする前に損切りポイントも決まっていないとおかしいです。
③逆指値注文を変更しない
一度決めた損切りポイントを変更してはダメです。ポジションを持っている状況では客観的にトレードを見るのが難しいからです。
負けそうになると、「ここから反転するかも」「もう少し様子を見よう」と相場を自分に都合よく解釈し、負けたくないために損切り幅を広げて損失を大きくしてしまう事があります。
そうならないためにも、損切り注文は変更しないというルールは作るべきです。
損切りができない人に
損切りのルールを作っても、損失を受け入れたくないために実行するのが難しいです。
損切りの難しいのはココですね。これは誰しもが通る道です。
エントリーの根拠は明確か
エントリーと損切りはセットです。エントリーの根拠が曖昧だと損切りポイントも曖昧になってしまいます。
損切りができない人は、トレード手法を見直しエントリーの根拠を他人に説明できるくらい明確にしましょう。
長くトレードをするために
勝てていない人は勉強のためにトレードを長く続ける必要があります。
損切りをして損失額を限定しないと、資金がすぐに無くなり勉強ができません。勉強ができないと成長しません。
長くトレードを続ける事で、沢山の経験し勝てるようにトライアンドエラーする事ができます。
損切りは必要経費
損切りはコストとも言えます。
例えば飲食店で料理を提供するためには、材料費がかかります。それと同じでトレードで勝つためには損切りというのは必ず必要です。
損失が悪いわけではありません。むしろルール通り、損切りを実行できたならそれは成功です。一番やってはいけないことはルールを破ることです。
「損失=悪い事」という考えがあるなら改めましょう。
損切りをしないと・・・
損切りをしないと損切り額はどこまでも膨らんでいきます。膨らみすぎた損失額は逆に決済できなくなります。そうすると価格が戻ってくることに望みをかけるしかありません。
いずれ価格が戻ってくるかもしれませんが、それまでに資金が持つでしょうか。損失額を背負ったままの生活はかなりのストレスです。
もし自分がそうなったらと、リアルに考えてみてください。
そうなりたくなければきちんと損切りをすればいいだけです。簡単なことです。
まとめ
損切りはすごく大事!以上です。
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