この記事では、レンジ相場の認識方法について解説します。
相場の7割はレンジ相場といわれているので、レンジ相場がしっかり認識できるとチャンスが増えますね。
本記事の内容
・レンジ相場とは?
・レンジ相場の認識方法
・レンジ相場の終了の判断方法
・覚えるべき3種類のレンジ相場
レンジ相場とは?
レンジ相場とは
一定の値幅の間を上がったり下がったりしている状態です。
方向感がなく「ボックス」「揉み合い」「保合い」とも呼ばれます。
画像の高値に引いた赤い線はレジスタンスライン(レンジの上限)、安値に引いた赤い線をサポートライン(レンジ下限)です。
赤い線の内側がレンジ相場です。
レンジ相場の判断方法
レンジ相場の判断方法
・高値安値が揃っている
・100MAが横向きで短期のMAと重なっている
レンジ相場では高値安値がきれいにピッタリと揃うことはあまりなくラインを引くのが難しいので、画像のようにゾーンで捉えるようにするといいです。
レンジ相場の背景は、高値ゾーンで多くのトレーダーが売り、安値ゾーンでは買われるので高値と安値が揃いレンジ相場になります。
ラインを引く時のポイント
レジスタンスライン、サポートラインを引くときは、なるべく多くのローソク足に当たるところに引くといいです。
上の画像のようにラインを引いた後に、そのラインを基準にゾーンで囲みましょう。
悪い例
単純に高値と安値にラインを引くと下の画像のようになります。
細かく見ると色々なところにラインを引けてしまうので、重要なところを厳選して簡単シンプル化しましょう。
レンジ相場の終了の判断方法
相場のサイクルはトレンド相場→レンジ相場の繰り返しです。
つまりレンジ相場の終わりはトレンド相場が確認できたときです。
レンジ相場の終了の判断方法
①レンジを抜ける
②抜けたラインで反発する
③トレンド相場が発生でレンジ相場終了
上の画像2枚は上昇トレンドか下降トレンドかの違いのみでほぼ一緒です。
レンジを抜けただけだと再度レンジの中に戻る可能性がある(ダマシ)ので②の反発の確認が重要
レンジの種類
レンジにはいくつか種類があって、よく出てくるものを紹介します。
①三角持ち合い
高値は切り下げ、安値は切り上がって徐々に値幅が狭まってきます。最終的には高値か安値をブレイクし大きく動くことが多いです。たまにブレイクせずに自然消滅もあります。
②上昇三角
安値は切上がり、高値で抑えられています。安値が切り上がっているということは、上昇の圧力が高いので高値をブレイクする可能性が高いです。
③下降三角
高値は切り下り、安値で抑えられています。高値が切り下がっているということは、下降の圧力が高いので安値をブレイクする可能性が高いです。
他にもレンジの種類はありますが、全てを認識しようとすると大変なので、その他は無視していいです。
まとめ
・レンジ相場は一定の値幅の間を上下し方向感がない
・レンジ相場は高値安値、MAを確認
・レンジ相場の上限下限ラインはゾーンで捉える
・相場はトレンド相場→レンジ相場のサイクル
・レンジ相場は3種類覚えておけばOK
レンジ相場の認識は高値安値が揃うまで時間がかかるので、判断が難しいかもしれません。
相場がわからないときはわかるようになるまで待ちましょう。
初心者は相場を自分の都合のいいように解釈してしまいやすいので、注意が必要です。
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